私学探検隊

2024年度、高校にデータサイエンスコースを新設。国内でも稀有な取り組みに注目が集まる

NFTによる参加証明書をコース説明会で受験生に配布

第1回目となるコース説明会には多くの保護者と受験生が参加した。

「和」の精神を建学の理念として掲げ、生徒の個性を伸ばし、世界に通用する取り組みを進めてきた聖徳学園。Apple Distinguished School としてSTEAM教育などの創造的・革新的な教育に取り組んできた同校が、2024年4月より高校課程に「データサイエンスコース(認可申請中)」を開設します。

新コース設立の背景について伊藤正徳校長は、「急速に変化する社会において必要なのは、情報を集め、多様な意見を尊重しながら分析し、自ら考える力。新しい価値を創造するために有効な手段としてデータサイエンスに着目した」と話します。

同コースについてしっかり理解した上で受験してほしいと、受験生本人が学校説明会とコース説明会の2つに参加することを受験資格に。参加の証明としてコース説明会で受験生本人に配布する、NFT技術を用いた「デジタル参加証明書」は、2024年2月に実施する入学試験の出願資格として扱われます。高校入試においてNFTを活用した試みは国内でも前例がなく、デジタル時代の新たな入試となるでしょう。

文理融合で教養が身につく
入試も2種類から選択

データサイエンス教育を通じて探究力を育成するカリキュラム。黄色の科目は英語で授業を実施。

同コースは「データサイエンス」「リベラルアーツ」「グローバル」の3つを柱に、1クラス25名の少数精鋭で徹底的にデータサイエンスを学びます。コース責任者のドゥラゴ英理花先生は、「文理融合かつ探究型の学びで科学的な視点を養いながら、総合型選抜や海外進学をめざす」と力を込めます。

入試は従来の学力試験ではなく、Ⅰ型「探究型データリテラシー試験」とⅡ型「新思考試験」の2種類を採用。(事前学習用のサイトで対策できる。)「コンピュータやネットワークをもっと活用したい。答えのない問いの探究活動にチャレンジしてみたいというみなさんの受験をお待ちしています」(ドゥラゴ先生)。

ドゥラゴ英理花先生は、データサイエンスを専門とする、国際バカロレア(IB)教員。「データに基づいた科学的な選択ができるような力や探究力を育成したい」。


※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

聖徳学園中学校
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