私学探検隊

英語のシャワーを浴び続けるイングリッシュ・キャンプ

新しい英語・国際理解教育プログラムを導入

今年創立80周年を迎える鎌倉女子大学中等部・高等部。1クラス20人程度の少人数編成で「個別最適な学びと協働的な学び」を実現してきた同校は、生徒のさまざまなニーズに対応するため、2020年度より「国際教養コース」と「プログレスコース」の2コース制を導入し、新しい英語・国際理解教育プログラムをスタートさせています。

英語4技能5領域の学力を高めるため、オリジナルの「ラウンド式」学習法を実施。授業を通して、英語の基本構造を理解する文法や語彙の学びを徹底し、家庭学習でiPadを利用した多読・多聴、音声トレーニングを重ねます。グループ学習で理解の定着を図り、ネイティブ教員による英会話やオンライン英会話などでアウトプットすることで、確かな学力を育んでいます。

グループ発表に備えて資料を揃え、英語テキストの内容を確認している生徒たち。

ネイティブ教員による3日間の英語集中研修

英語力向上に向けた取り組みの一つが、夏休み最後の3日間に実施する「インセンティブ・イングリッシュ・キャンプ(英語集中研修)」です。

日本人教員は一人も入らず、朝9時から午後2時30分まで1日5時間、ネイティブ教員によるオールイングリッシュの授業(50分)が続きます。「毎時間、先生も授業内容も異なるので生徒を飽きさせません。ひたすら英語のシャワーを浴び続ける3日間を過ごします」(広報主任で英語科の弦巻桂一先生)。

最初は緊張気味だった生徒たちの表情が1日ごとに変化し、英語を話すことへの抵抗感が明らかに減っていきます。

「英語を話せて楽しかった」という成功体験が自信となり、「もっと英語を話せるようになりたい」というモチベーションアップにつながっています。

また、授業を受け持つ約40人のネイティブ教員は国籍もさまざまであることから、生徒たちにとってこの3日間は、貴重な多文化体験にもなっています。

中学は英検準2級、高校は準1級取得が目標

英語教育のもう一つの重点ポイントが英検取得です。

中等部では英検準2級、高等部卒業までに準1級の取得を目標としています。「年3回の英検前後に校内単語テストや英検対策講座を実施するなど、手厚いフォローによって成果を可視化していきたい」と、弦巻先生。

年間を通した英検合格サイクルを確立したことで、中等部の昨年度の準2級取得者が60%を超えるなど、顕著な伸びを示しています。

大学入試で、英検取得による試験免除や加点などの優遇措置をとっている大学は増え続けています。生徒たちの「なりたい自分」を実現するため、英検資格は大きな武器となっているのです。

生徒たちが英語で書いた台本のミニコントを演じている授業のワンシーン。


※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

鎌倉女子大学中等部
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