私学探検隊

八雲学園とは30年来の姉妹校、アメリカの名門校ケイトスクールが来日

去る6月4日、アメリカのカリフォルニア州サンタバーバラからケイトスクール(Cate School)の生徒14名、先生2名が久しぶりに来日、八雲学園を訪れました。
ケイトスクールは西海岸きっての名門校。毎年、ハーバード大学、スタンフォード大学などへ多数進学しています。そして八雲学園とは約30年来の姉妹校です。
今回の来日は、「第10回ケイト・イン・ジャパン・プログラム(Cate in Japan Program)」のため。ケイトスクールの生徒たちは八雲学園生の家にホームステイしながら様々な体験をします。同校副校長の近藤隆平先生と同高校2年生の中本好咲さんにお話を伺いました。

コロナ禍以来、やっと再開したケイトスクールとの来日交流。八雲学園の先生・生徒全員が出迎えました。

「1994年、本校はカリフォルニア州に『八雲レジデンス』という海外研修センターを開設しました。アメリカの学校と姉妹校提携を結ぼうということになり、本校の校長がたくさんの学校を見学した結果、最も理想的だったのが、世界中から優秀な生徒が集まるケイトスクールでした。同校は先生も各国から採用されており、当時から“グローバル”でした。間もなく私たちは姉妹校となり、八雲学園は中学3年の末に行う『2週間アメリカ研修』中に必ずケイトスクールを訪れ、ケイトスクール側も数年毎に来日しては、3週間(今回はコロナ明けなので1週間)、本校生徒のお宅にホームステイし、俳句や短歌を作ってみたり、鎌倉へ実際に行ってみたり、日本文化を直接体験します。生徒同士は、短期間ですが同年代ですから、とても大きな刺激を受けています。もうすぐ30年、旧知の仲であり、先生同士も親しく接しています」(近藤先生)

八雲学園副校長の近藤隆平先生 気さくに、熱くお話ししてくれました。

「ケイトスクールの生徒を我が家へ迎えることになって、母とも話し、とにかく日本の文化を味わってもらうようにしました。一緒に浴衣を着て、神社へ参拝に行ってみたり、『アメリカでは生卵を食べたことがない。チャレンジしたい』と言うので、すき焼きを食べたりしました。とても驚いて、でも感心してくれたと思います。私にとっては八雲学園で学んできた英語の実践練習でもありました。とても仲良くなって、1週間では短すぎるくらいでした。でも連絡先を交換したので『今日どうだった?』とか、やりとりは続いています。もともと看護学が志望でしたが、ケイトスクールとの交流などを経験してみて、外国でも働ける国際看護学を考え始めました」(中本さん)

八雲学園高等学校の中本好咲さん ホストファミリーとして迎えました。

「グローバルリーダーの育成」という共通の理念をもった八雲学園とケイトスクールは、同じく「ラウンドスクエア」の加盟校でもあります。
ラウンドスクエアは、世界50ヵ国約230校の私立学校連盟で、毎年国際会議が開かれます。八雲学園からは高校2年生が派遣され、環境問題、戦争などの議題を海外の生徒たちとディスカッションします。
「国際会議では、世界中から集まる高校生と様々な経験をします。参加生徒が自分の体験を後輩や先生に伝える機会を設けて、学校全体でも共有しています」と近藤先生。八雲学園の6年間にはいくつもの「本物体験」が詰まっています。

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

八雲学園中学校
[学校HP]https://www.yakumo.ac.jp/
〒152-0023 東京都目黒区八雲2-14-1 Tel.03-3717-1196
最寄駅/東急東横線「都立大学駅」徒歩7分。東急世田谷線 田園都市線「三軒茶屋駅」からバス「八雲高校」徒歩1分。JRなど「目黒駅」からバス「中根町」徒歩3分・「都立大学附属高校前」徒歩4分ほか。

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