私学探検隊

“鎌女”の知られざる魅力を詰め込んだ 英字新聞「KAMAJO TIMES」が完成!

初挑戦の英字新聞づくり
仲間と試行錯誤の日々

同校初の英字新聞「KAMAJO TIMES」。表紙を飾る写真は「黒板アートグランプリ」で最優秀賞を受賞した美術部の作品。

鎌倉女学院では、コロナ禍で海外研修が実施できなくなったときに、英語が好きな生徒たちの活躍の場を用意してあげたいと、GEIC主催の英字新聞制作プロジェクトに参加してみることにしました。希望者を募ったところ、高2生25名、高1生5名が手を挙げ、有志30名のメンバーでプロジェクトを開始。約9カ月間の制作期間を経て完成した「KAMAJO TIMES」は、初参加で英字新聞甲子園本選出場(予選20紙より6紙本選出場)という快挙に。編集長を務めた加賀本優咲さん(高3)に、この新聞に込めた思いを聞いてみました。

同校にとって初めての挑戦となる英字新聞づくり。テーマを「学校紹介」に設定し、自分たちが記事にしたいトピックごとに6つの班に分かれて制作がスタートしました。「ところが制作の途中で、話の内容が鎌女生にしか分からないような内輪話になってしまい、本校の受験生やその保護者などの読み手に向けて『情報を発信する』という観点から大きくずれてしまったことに気がついたのです。そこでもう一度『誰に何を伝えたいのか』をメンバーで話し合い、記事の内容を一新することに。そして、決まったのが『私たちの学校の知られざる魅力』と『学校・地域・社会のつながり』の2つのテーマです。一度制作した記事が使えなくなるのはつらいことでしたが、『新聞』という媒体の意義を再考するよいきっかけになりました」(加賀本さん)。

粘り強く取り組んだ結果
英字新聞甲子園で本戦出場

新聞特有の言い回しや表現などを念入りにチェックする編集メンバー。

新聞には特有の言い回しや表現があります。生徒達は授業、部活、課外活動などで忙しい中、英語教員に何度も校正をしてもらい、粘り強く取り組みました。また、読者が読んでみたいなと思うようなレイアウトを心がけました。「特にこだわったのが、受験生を対象にした4面の記事です。受験生は小学生なので、保護者の力を借りながら、できるだけ情報を得やすくするために、グラフや写真、イラストから記事の内容が想像できるようにしました。さらに制服のリボンの結び方などは動画で見られるようにQRコードを掲載することにしました」。こうした取り組みが評価され、初出場となる英字新聞甲子園では、予選20紙の中から6紙が本戦に選ばれ出場。惜しくも受賞は逃しましたが、生徒たちにとっては大きな自信となりました。

「プロジェクトはこれで終わりですが、9カ月間、仲間と一緒に苦労を分け合いながら一つのものを完成させるという、とてもよい経験ができました。だんだんと形になっていく過程、そして完成した新聞を手に取ったときは、本当に嬉しかったです。将来は英語で文章を書く仕事に就けたらいいなと思っています」。

高1・高2の有志30名で制作。苦労が多かっただけに、完成したときの喜びはひとしお。


※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

鎌倉女学院中学校
[学校HP]https://www.kamajo.ac.jp
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