私学探検隊

15歳の柔軟な時期に親元を離れ海外生活を体験ー現地校で3カ月間学ぶニュージーランド中期留学ー

コロナ開け4年ぶりの実施~中3希望者65名がNZへ~

「世界を舞台に活躍でき、世界に信頼される人間」を育てることを教育目標に掲げている山手学院では、中高6年間を通じてさまざまな国際交流を行っています。中3の希望者を対象にしたニュージーランド中期留学(以下、NZ)は、1月から高校入学直前の4月までの3カ月間、日本の反対側、南半球に位置するさわやかな夏のNZで、現地の生活を体験します。コロナ禍で中止が続きましたが、4年ぶりの実施となった今回は65名の生徒がチャレンジ。体験したSさんとYさんに、3カ月間の様子を教えてもらいました。

今回取材に答えてくれたSさんとYさん

異国で過ごした3カ月でメンタルが強くなった

はじめの2週間は参加者全員がNZの政府が公認するオークランドの語学学校で、英語の習得だけではなく、NZの文化や習慣などを教えてもらいます。そして、3週目からはそれぞれの滞在先へ旅立ち、現地の学校に編入し、英語でさまざまな教科を学びます。

NZ北島の町、パーマストンノースの女子校に通ったSさん。アジアの留学生たちと一緒に

 

「オークランドは都会なので、留学先はあえて田舎を選択しました。すると、ホームステイ先から最寄りのショッピングセンターまで歩いて30分もかかるような、本当に田舎で驚きました」(Sさん)。「私は滞在先のウェリントンに着いてすぐにコロナになってしまって、いきなり2週間隔離生活でした……」(Yさん)、と先行き不安な始まりだったようです。

 

いざ学校生活が始まると、3歳から英会話を習っていたSさんは、聞き取りはできたけれど、レポート課題に悪戦苦闘。中学から英語を始めたYさんは、いきなりマオリ族の歴史や文化を学ぶという難しい授業を受講してしまいお手上げ状態に。そんなときに心の支えとなってくれたのが、滞在先のホストファミリーや学校生活をサポートしてくれるバディ、現地で知り合った留学生だったと言います。「現地の友達もできたけれど、いろいろな国から来ている留学生と仲良くなれて楽しかったです」(Sさん)。

 

「3カ月間は長いようで、あっという間だった。途中でホームシックになったり、いろいろなハプニングがあったりしたけれど、なんとか頑張りメンタルが鍛えられた」と話す二人。「自分では気がつかなかったけれど、『英語が上手になったね』と現地でお世話になったカウンセラーの人に言われて嬉しかった」(Sさん)。「授業の最後の日、英語が話せない私を気に掛けてくれたクラスメートに、一人ひとり似顔絵入りのメッセージカードを渡したらとても喜んでもらえた」(Yさん)と、それぞれ実りのある3カ月間を過ごしたようです。

最後の授業の日に、感謝の気持ちを込めてクラスメート全員にメッセージカードを渡したYさん。

次は高2の北米研修プログラムが待っています。「もっと、もっと英語が話せるようになりたい!」と意気込みを見せます。

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

 

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