私学探検隊

中学時代に自学自修のできる土台を作り、高校では個々の適性に応じた学びを選択

共学化と同時にスタートした高校の多彩なコース制

国際コースは全員が1年間、ニュージーランドの現地校で学ぶ

橘学苑は共学化と同時に、高校進学後のコース制を設けて、10年。その間に東大、東工大などの難関大学合格者を輩出するなど、着実に実績を積み上げてきました。進路に応じたユニークで多彩なコース分けについて、入試広報部長の堂本圭吾先生にお話を伺いました。
「コース制を設けた時点で掲げられたコンセプトは、『大地に足をつけ、世界につながる創造的な人間の育成』でした。ここには生徒の個性を伸ばし、国内のみならず、世界とともに世の中を作っていくグローバルな人材を育成したいという思いが込められています」(堂本先生)

留学、国公立、美大進学など目的に応じたコースを設置

美術系の大学進学を目指す、デザイン美術コースの授業

選択肢は全部で4つあり、国際コース、文理コースの特別進学クラス・総合進学クラス、デザイン美術コースの中から、希望の進路に応じたコースを選ぶことができます。
国際コースは、神奈川県で唯一、全員が1年間の留学をするコースで、高1の1月から高2の11月までニュージーランドの家庭にホームステイし、現地校に通学します。ホームステイは1生徒1家庭で、通学する学校も1校に2~3名ずつとなるため、コミュニケーション能力や問題解決力を身につけることができます。現地には、専属のアドバイザーがいるので、いつでも生活面や学習面の相談ができます。帰国後は、語学力を生かし、国際系などの大学に進む生徒が多いのが特徴です。
文理コースには、特別進学クラスと総合進学クラスがあります。特別進学クラスは、国公立大学進学を目指し、総合進学クラスでは、2年生から文理各1クラスの選抜クラスを設置し、難関大学進学を目指します。
デザイン美術コースは、美術系大学への現役合格を目指し、各学年週9~13時間、美術系専門科目に取り組みます。2年生の後半からはデザイン・美術のいずれかの分野を選択し、進路の実現に向けて、豊かな創造力を養います。

自学自修する力を伸ばし、じっくり学べる中学時代

中学時代はあたたかい雰囲気の中で、じっくり学べる環境が用意されている

「中学校は、あたたかい雰囲気の中で、じっくり学べることが大きな特徴で、高校進学後も各コースで内部進学生が活躍している姿が見られます」と堂本先生は話します。「中学から入学した生徒は、高校からは外部進学生とともに学ぶことになりますが、英語に力を入れているので、英語のコミュニケーション能力が身についていることや、一人ひとりにスポットが当たるような学習をしてきた経験から、自学自修の習慣など、学習面での自立ができているのが特長ですね」(堂本先生)
中3になると、イギリス海外研修を経て、高校のコース希望を調査し、12月には進学するコースが決定します。同校では、中学の3年間でしっかりした土台をつくり、高校の3年間で個々の適性や希望の進路に応じた学びのデザインをすることができます。

橘学苑中学校・高等学校
[学校HP]http://www.tachibana.ac.jp
〒230-0073 神奈川県横浜市鶴見区獅子ヶ谷1-10-35
☎ 045-581-0063
最寄駅/JR京浜東北線 鶴見線「鶴見駅」・京急本線「京急鶴見駅」、東急東横線「綱島駅」、JR横須賀線「新川崎駅」、JR横浜線・市営地下鉄BL「新横浜駅」からバス「橘学苑・橘テニスアカデミー前」。