私学探検隊

1年間の留学で主体性とコミュニケーション力が身についた

現地校の課外授業で牧場を訪問

現地校の課外授業で牧場を訪問

橘学苑ではこれまで、高校国際コースで1年間のニュージーランド(以下、NZ)留学を実施してきましたが、次年度より国際コースが廃止となる代わりに、高校のどのコースでも1年間留学できるようになり(条件あり)、生徒たちのチャンスが大きく広がります。今回は、4年前に留学を経験し、現在は大学3年生のOG・橋本祐佳さんに当時経験したことやその後の進路選択についてお話を伺いました。

高2で経験したNZ留学が自分を大きく変えた
中学から橘学苑に入学し、高校は得意だった英語をもっと伸ばしたいと「国際コース」を選択した橋本さん。NZ留学中は、1歳と3歳の子どもがいる若いファミリーの家にホームステイをしながら、現地の高校に通っていました。
「最初は授業についていくのが大変でした。特に理科の授業はまったく分からなくて、家に帰ってから泣きながら勉強していました。でも、3カ月を過ぎた頃から少しずつ英語の聞き取りができるようになり、現地の同級生や留学生の友達もできて、学校へ通うのが楽しくなりました」
とはいえ、当時はまだ17歳。親元を離れた生活は寂しくなかったのでしょうか?
「もちろん、ホームシックにはなりました。でも、月に1回、現地に暮らす日本人アドバイザーと面談があり、困ったことがあったら相談することができたので心強かったです。またときどき、それぞれの町で暮らす橘生と集まり、報告をし合いました。みんなも頑張っていることを知ると、『私も頑張ろう』と前向きな気持ちになることができました」

大学進学も就職も自分のことは自分で決める
「NZの魅力はなんといっても自然が豊かなこと。空気がきれいなところで過ごしたせいか、日本にいたときよりも体調が良かったです。私が暮らしていたロールストンという町は本当に田舎で、遊ぶ場所もあまりないのですが、週末にはホストファミリーの親戚とパーティーをしたり、ブラジル人の留学生たちと公園でおしゃべりをしたりして、楽しく過ごしていました。1年間はあっという間で、最後は『まだここにいたい』という気持ちでいっぱいでした」
1年間の留学を経験して、何か大きな変化はあったのでしょうか?
「外国に暮らしていると、何をするにも自分で決め、自分から動かなくてはいけません。そういう点において、主体性とコミュニケーション力が鍛えられたと思います。高3で進路を決めるときも、偏差値の高さよりも、自分のやりたいことが学べる大学を選択しました。一人暮らしでお金がかかってしまうので、英語スピーチで奨学金を得て進学をしました。今は大学3年生でインターンシップに参加するなど就活を進めています。まだどの業界に進むかは絞れていませんが、自分の人生は自分で決めたい。そう思うようになったのは、高2の留学経験が大きいように感じています」

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

橘学苑中学校
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