私学探検隊

国際人を育てる、多彩な体験プログラムがさらに進化!創造社会に対応するグローバルリーダープログラムが始動

変化する社会に対応する力を、体験活動で育てる山手学院

「中3のオーストラリア・ホームステイ、高2の北米研修は心と心をつなぐ旅。価値観が変わり、その後、海外に目を向ける、勉強に励む生徒が非常に多いので、1日も早い再開を願っています」(大村先生)

「中3のオーストラリア・ホームステイ、高2の北米研修は心と心をつなぐ旅。価値観が変わり、その後、海外に目を向ける、勉強に励む生徒が非常に多いので、1日も早い再開を願っています」(大村先生)

「世界を舞台に活躍でき、世界に信頼される人間を育てる」という目標の実現に向けて、「国際交流教育」「教科教育・進路指導」「誠人教育」に力を入れている山手学院。3つの教育のコアには「Wise Freedom」(自らに誇りを持つとともに、他者の誇りと他者の自由を尊重する姿勢の上に成り立つ自由)という考え方があり、生徒たちは中高6年間を通して理解を深めていきます。
3つの教育の中でも、多感な時期に海外の人々と直接交流する、全員参加のオーストラリア・ホームステイ(中3/1週間)と北米研修プログラム(高2/2週間)を軸とした、多彩な「国際交流プログラム」が与える影響は大きく「Wise Freedom」への理解が深まります。
「海外研修の再開を心待ちにしながら、今年度より新たな国際交流となるグローバルリーダープログラム(通称GLP/中3、高1)を始めました。これまでに実施してきたプログラムを中心に、SDGs・アントレプレナーシップ・プログラミング的思考力・英語対話力・哲学思考力、5つのコンセプトにより体系化しました。多彩な体験ができるのが特色で、この先の社会に対応できる、グローバルコンピテンシー(非認知能力)の育成を目指しています」(国際交流教育部部長/大村学先生)

キャリアデザインに通じるプログラム選び
同校では平日に通常の授業、土曜日の午前中に生徒が自分で選べる「土曜講座」を実施しています。これまでの土曜講座は学習・受験支援講座が中心でした。
「GLPには、その土曜講座の枠を活用して行うプログラムのほか、土曜講座以外の時間で行うプログラムや夏休み・春休みに行うプログラムもあります。部活動などで土曜講座を受けることが難しい生徒もいるからです。
夏休みに行う短期集中型のプログラムの1つが『国内GLPツアー』です。今年度は、町をあげてゴミ問題に取り組む徳島県上勝町、ジェンダー平等にフォーカスした活動を推進する福井県鯖江市、共同売店から見える課題に取り組む沖縄県国頭村と、いずれもSDGsに関連のあるスタディツアー(徳島・福井は6日間、沖縄は9日間/事前学習2日と振り返り1日を含む)を実施します。
私も体験しましたが、現地で地域活性化のために活動する人たちの情熱に触れると生徒が変わります。自分たちだったらこの横浜で何ができるだろうか、と考えるようになります。主体的に行動できるようになるところが体験ツアーの魅力なので、いずれは海外GLPツアーも実施する方向です。また、北米研修で交流のある学校と共同で行う、手書きの手紙で絆を深める『北米文通プログラム』のように、本校独自のプログラムもあります」
今年度は15のプログラムを実施します。
「その中から自分にあう講座を探して、今年はこれとこれに参加しようとデザインすることは、自分の将来を考える機会になると思います。それが体系化の背景であり、GLPを通じて自らなりたい自分になっていけるよう、プログラムの充実を図っていきます」
GLPのパンフレットには生徒の興味関心により、6つのリーダータイプとおすすめの講座が結びつくチャートもあり、楽しんで選べます。そこにも「Wise Freedom」の考え方が生かされていて、プログラムの先にある教育効果に期待が高まります。

多彩な体験ができるGLP

 GLPは中3と高1を対象としていますが、選抜クラスの生徒は必修となります。「Webプログラミング」や「エンパワーメントプログラム」は以前から人気があります。また、Pythonの技術を習得し、ブログサイトやAIレジ制作を体験するプログラムや、最先端のエンジニアリング領域を学べる、難易度の高い「GLOBAL TECH」も用意しています。
 今年度、人気が急上昇した「哲学対話」は、「正義とは何か」「不安な気持ちとは何か」といった問いを考える講座です。人の話を聞いて自分の中で咀嚼するため、黙って考えている時間が長いのですが、終わった後にじんわり心の中に残るものがあります。授業では味わえない体験ができます。(大村先生談)

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

山手学院中学校
[学校HP]https://www.yamate-gakuin.ac.jp/
〒247-0013 横浜市栄区上郷町460 Tel.045-891-2111(代表)
最寄駅/
JR根岸線「港南台駅」徒歩12分。横浜市営バス「横浜女子短期大学前」。神奈川中央交通バス「山手学院入口」。

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