私学探検隊

高水準の国公立・難関私大の合格実績! 変わりゆく環境に適応していく伝統校

創立130年を超える高輪中学校。「見えるものの奥にある見えないものを見つめよう」という教育理念のもと、新しい社会の進展に対応し、自己の実現と社会の発展に尽くしていく男子の育成を行っています。今回は伝統校である本校の変化していく部分を中心に、入試広報部長の松崎先生にお話を伺いました。

変化と対応オンラインとのハイブリッド

TVでも紹介された高学祭で作成されたVRコースターの制作風景

TVでも紹介された高学祭で作成されたVRコースターの制作風景

このコロナ禍でも昨年と比べ受験生が190名近く増えた本校。「早期にオンラインでの説明会に踏み切ったことと、感染対策を徹底したうえで対面での説明会の実施をしたのが効果的だったと思います」と松崎先生が理由を述べます。オンライン、対面ともに予約開始後すぐに満席となってしまうほどで、回数を倍増させるなどをしていたものの、それでも盛況を見せました。
また、2020年3月に高輪ゲートウェイ駅が開業し、JR線だけで来られるようになった生徒が多くなったことも影響しています。乗り換え回数が減ることなどが通学の負担や感染症へのリスクの軽減につながったなど考えられます。中学全体で1/3を超える生徒が高輪ゲートウェイ駅からの通学となっていることから、新駅開業の影響は少なからずあるといえます。
オンラインへの対応はその他にも見受けられます。新型コロナウイルスの影響で高学祭は通常開催ができなかったものの、各クラスや部活動が動画を撮影・編集をした動画を公開するオンラインでの開催を実施しました。

新課程に対応した中高一貫ならではのカリキュラム

「新課程に対応するため、カリキュラムを変更しています。国・数・英に関しては、もともと高校2年生までに教育課程を終了し、高校3年では大学入試対策の授業に入りますが、理社、特に化学はそれほど余裕がない状態でした。そのため、化学については3年の内2年間であったものを3年間に変更しました。代わりに芸術系科目を高校3年次に持っていきました。高校3年次は座学が多くなりがちなため、芸術科目でのリフレッシュの効果も期待しています」と松崎先生。中学の早い時期から基礎力を培っていき、効率よく学習を進めていくことができるカリキュラムになっています。高校3年次に余裕を持って受験の準備に取り組めるように設定されたカリキュラムによって、生徒の志望校合格を支えます。コロナ禍の影響によって学習時間などが影響を受ける中でも、効率よく学習が進められるカリキュラムによって学習に遅れが生じることはありませんでした。

安定の進学実績と多種多様な体験

このコロナ禍であっても、同校のの入試結果は安定しています。特に進路状況は国公立・早慶上理への進学が全体の約33%、GMARCHを含めると全体の49%と高水準なものとなっています。
こうした先輩たちの優れた進学実績は後輩たちの目標となり、高い目標設定に繋がるといいます。高輪の校風の特徴ともいえる部活動などでの先輩・後輩のタテの繋がりの強さがなしえるモチベーションがさらなる進学実績の向上の秘訣といえます。
その部活動の内容も充実している本校。運動部、文化部どちらも活動が盛んで様々な部が多様な活動をしています。
こうした安定した実績をもとに、変化に堅実に適応していく高輪中学校。これからも変化していく本校にぜひ注目してください。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

高輪中学校
[学校HP]https://www.takanawa.ed.jp
〒108-0074 東京都港区高輪2-1-32 Tel.03-3441-7201(代)
最寄駅/
都営浅草線・京急本線「泉岳寺駅」徒歩3分。東京メトロ南北線・都営三田線「白金高輪駅」徒歩5分。
JR山手線・京浜東北線「高輪ゲートウェイ駅」徒歩6分。

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