私学探検隊

激動の国際社会を生き抜いた真の国際人 新渡戸稲造先生の志を受け継ぐ生徒たち

答えを創り出し未来を切り開く人間を育てる新渡戸文化の人間力教育

かつての五千円札の肖像としても有名な新渡戸稲造。マルチな才能を発揮し、日本の近代化に大きく貢献しました。日本の精神文化を流暢な英語で紹介した『武士道』の著者としても知られています。それだけではなく、国際連盟の初代事務局次長として世界平和に尽力。日本初の農学博士となり、台湾においてサトウキビと砂糖の生産の改良に取り組み、台湾の経済発展の礎を築く。一方、教育にも力を注ぎ東大や京大の教授、東京女子大初代学長、最後に本校の初代校長として若者の教育に力を注ぎました。
新渡戸文化中学は、博士の志を受け継ぎ、世界に通じる人間の基礎をつくるという使命をもって教育に取り組んでいます。

新渡戸文化の人間力教育は脳の前頭前野を鍛える教育

新渡戸先生の「修養」を教育プログラム化した(人間学、7つの学習、己に克つための克己心養成)自己発見プログラムを開発し実践しています。13歳は第二の誕生を迎える大人になるための大切な時期です。この時期は臨機応変に対応する力、多様な価値観を持った人たちと関係を築く力、大局的な判断をする力が成長します。これからの時代は自己を発信することが大切と言われていますが、本校は自分について深く考え、感情に気づき、自分の中身を充実させてから発信させます。そのために、相手の気持ちを知ることの方を優先して学びます。傾聴、振り返り、気づき、行動がすべての教科学習やイベントに盛り込まれているのが本校の特色です。ありのままの自分、本物の自分を感じることで、どんな環境においても自由に生きていく強い心を育てています。中1・「自己発見の旅」、上野での人間観察学習。中2・感性の学習、「感性と志の旅」。中3の小伝馬町の志学習(吉田松陰の想い)、浅草での英語でおもてなし学習、「志とルーツの旅(高杉晋作のエリート捨てる志、出雲、美保にて日本人のルーツ学習)」。15歳で大人にする人間教育プログラムです。

新渡戸文化の勉強法

新渡戸の勉強法は、人格を磨いて学力を伸ばす方法です。大脳の前頭前野が基礎知識を知恵と結びつけます。鍛えあげられた基礎知識の徹底として、2週間に1回満点テストがあります。自ら学び、自ら問題解決に取り組むために、授業を主体とした定期テストは努力度を評価し、年に5回実施、基礎を超えた部分の全国実力テストは自学度を評価し、年に5回実施。またユニット学習という一斉学習+習熟度学習+アクティブラーニングを統合した独自の授法を開発し取り組んでおります。一斉学習、友教え、習熟度、先取り等が盛り込まれたユニット学習。基礎徹底で楽しい学習のEarthユニット、標準レベルの実践問題学習のGalaxyユニット、難関問題を解きつつ高校レベルに進むUniverseユニットで生徒たちも自分のレベルを自覚しながら理解を深め楽しく取り組んでいます。

新渡戸文化の語学、理数教育について

国際人教育について。英語の関連の時間を語学や国際問題への関心を深めることや、自分の考えを発信する力はとても大切です。本校は、英語の授業をイングリッシュカフェと称して、「まるでカフェでお茶を飲みながら楽しく会話」という感覚で授業に取り組んでいます。教室やカフェにて行います。理科教育においては、サイエンスストリートと命名し、大学並みの実験室だけではなく、その廊下に行けば感性が刺激され、自然科学に興味が湧いてくるという取り組みで、理科教育を進めています。これも、人間学と7つの学習を中心に心を開く授業が展開されているために実施できるオリジナルなものです。

私学ならではユニークな入学試験

今年度は、新たに「自己決定入試」が加わりました。これは、児童の判断力、自覚力の芽を出させる刺激としてとらえています。2教科試験ですが、国語と算数から1教科を選びます。さらに、理科と社会からも一教科選びます。自ら選んだ2教科を試験時間70分の中で完成させます。試験問題を同時に配布します。自分はどの教科が得意なのか自覚しながら科目を選択し、70分の中で問題を見ながら配分を判断するという試験です。

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

新渡戸文化中学校
[学校HP]http://www.nitobebunka.ed.jp/
〒164-8638 東京都中野区本町6-38-1
☎ 03-3381-9772
最寄駅/メトロ丸ノ内線「東高円寺駅」徒歩6分。メトロ丸ノ内線「新中野駅」徒歩7分。JR中央線 総武線・メトロ東西線「中野駅」徒歩15分。