私学探検隊

羽ばたけ、未来からの留学生。「考える力」と「知識」で、世界に貢献する人材を育成

2020年の入試改革に求められる「思考力」「表現力」「考察力」

サイエンスの授業

サイエンスの授業。明るく活発な雰囲気のなか、生徒の主体的な学びを促す

『キングクロス駅の写真です。あなたの感じるところを800字以内で述べなさい』

「今年の順天堂大学医学部の入試問題です。このような問題はケンブリッジ大学など海外の大学で出題されており、日本でも2020年の入試改革で増えると思います」と、石川一郎校長は言います。
「医師として何が求められているのか、出題の意図を考えなければなりませんが、従来の日本の教育なら感性やイメージで書いていたと思います。一方、欧米ではまず、赤い風船が2つなど、目に見える事実を挙げ、さらに、風船が赤ではなく緑なら、もしなかったら、などと考えていきます。そして、自分なりの仮説を立てて理由を説明、反論への準備をし、結論を出します。論理的に考えるスキルは欧米では幼いころから叩き込まれていますが、日本では思考や表現の仕方を教えずに結論だけを求めてきたように思います。2020年の入試で求められるような、答えのないものに対する、思考力、表現力、考察力をスキルベースで学ぶことが重要です」
そう語る石川校長のもと、同校では徹底して論理的に考える力をトレーニングしています。10年前から「サイエンス」の授業をスタートさせ、自ら問題を発見・解決し、人にきちんと伝える力も育成中です。
「先の問題も、風船の赤色にはどんな意味があるのかなど、自分の知識の引き出しがあれば解答の幅も広がります。これからは、日本人が得意な〝知識〟と欧米流の〝考える力〟の両輪が求められていくでしょう」(石川校長)
今年、この問題をクリアして順天堂大学医学部に2名が合格。徹底して論理的に、主体的に考える力を伸ばす同校の質の高い学びが、毎年の高い合格実績に結びついています。

学校は、自らの可能性に出合う場。世界に貢献する未来の人材を育成

「〝未来からの留学生〟というのは、未来を生きる子どもたちのこと。2030年には今はまだ存在しない職業が全体の65%を占めるとも言われ、2045年には人工知能が人間を超えると言われています。そんな未知の世界で自ら道を切り開いていくために、語学力はもちろん、異なる文化を理解できる教養を身につけることも大切です」(石川校長)
海外研修や留学生の派遣・受け入れも積極的に行ってきた同校に、今年度から海外の大学進学も視野に入れた新クラスが誕生。グローバルに特化した学びを、高1から展開します。
また、帰国生が多いのも同校の特徴のひとつ。今年の中1生は全体の2割が帰国生。帰国生の影響を受けて、留学する生徒や国際系の大学への進学者も増えているそうです。

高い合格実績!(現役163名) ※平成26年度
GMARCH以上が197名。合格者の合計は延べ450名!
26年度の卒業生163名のうち、東大、東工大、千葉大をはじめとする国公立大に9名、早慶上理ICUに63名、GMARCHに103名、慶應や順天堂をはじめとした医学部にも7名が合格しています。

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

かえつ有明中学校
[学校HP]http://www.ariake.kaetsu.ac.jp/
〒135-8711 東京都江東区東雲2-16-1
☎ 03-5564-2161
最寄駅/りんかい線「東雲駅」徒歩8分。メトロ有楽町線「豊洲駅」から都営バス「都橋住宅前」徒歩2分。メトロ有楽町線「辰巳駅」徒歩18分。