私学探検隊

創立80年を迎える伝統校が育む自立の精神。 少人数教育で一人ひとりの可能性を伸ばします!

日々の達成感の積み重ねで、自主性と発信力を育む

TED×日出

大会名は「TED×日出」。生徒発案で初のプレゼンテーション大会を実施

「自分の意見をもち、自ら発信できる生徒を育てたい。また、つねに全員が役割をもって達成感を積み重ねていってほしいです」と今年、校長に就任したばかりの堤雅義先生は言います。
生徒会の活動が活発に行われているのも、そんな先生方の思いがしっかりと伝わっているからでしょう。
入学式や体育祭など年間行事の飾りつけや運営、新聞の発行、さらにボランティア活動も生徒会が中心になって行っています。
また、今年の日出祭(学園祭)では生徒の発案で、初のプレゼンテーション大会が開催されました。プレゼン内容の作成、運営、さらに、審査員選びから依頼まですべて生徒が行い、会場ではそれぞれ伝えたい思いを身振り手振りで話す姿に大きな拍手が送られました。

縦と横のつながりを大切に日出の良さをバトンタッチ!

生徒会長は高校生ですが、副会長は中学生。中学生だけで活動するときも、高校生と一緒の活動のときも、それぞれ学んだり、刺激を受けたりしています。さらに併設の小学校がある同校では、今後、委員会などをとおして小学生との交流も企画中。「小学生と中学生が一緒に活動することで、それぞれの成長につながると思います。日出学園の良さを生徒から生徒へとつないでいってほしいです」と堤校長。

少人数だからできる。先生との“交換ノート”

堤雅義校長

堤雅義校長。「一日一回は校内を回っては生徒に声をかけている」と、生徒とのコミュニケーションをとても大切にしている

もともと生徒一人ひとりへのきめ細かな指導に定評がある同校。中2からは、数学・英語は理解度に応じた習熟度クラスになるため、さらに少人数に。「私の担当は数学だったので、クラスは20人くらい。提出ノートには必ずひと言書き添えて返していました。生徒からも書き込みがあり、時には人生相談などが書かれていることも」と、堤校長は生徒との対話を大切にしています。
また、生徒は学習成果や学校生活で感じたことなどをすべて1冊のノート「私の記録」に書き込みます。これは、自分の気持ちを表現する大切さを学ぶとともに、担任・保護者・生徒をつなぐ役割も。「学校の様子がわかって安心」と保護者からも好評です。
補習から受験指導まで課外授業の「学習クラブ」に注目!

「学習クラブ」

朝や放課後に行われる課外授業の「学習クラブ」。時間・内容・場所は生徒に合わせてフレキシブルに開催

このように、生徒と先生の距離が近い同校の職員室はガラス張り。職員室前にはテーブルが置かれ、生徒は気軽に質問に訪れます。中学と高校の両方で教えている先生も多く、どの先生にも質問しやすい雰囲気があるので、多くの生徒が集まる“人気スポット”になっています。
こうして生徒たちのやる気に応える先生たちの熱意は、いつしか「学習クラブ」と呼ばれる、朝や放課後の課外授業へと発展しました。堤校長ご自身、校長に就任してからも今年の1学期終了まで、センター試験対策の授業を放課後、定期的に行っていたそうです。
そんな「学習クラブ」の内容はじつにさまざま。放課後の90分と決められた時間を定期開催するクラスもあれば、人数も3~4人から大人数までと、生徒たちのニーズに合わせた授業が展開されています。塾に通わなくても、授業の補習から受験指導まで、同校ならではのきめ細かな指導が受けられるとあって、「学習クラブ」にますます期待が高まっています。

三層吹き抜けのアトリウム

2008年に竣工の新しい校舎は明るく開放的。三層吹き抜けのアトリウムでは生徒制作の“はっピー”がお出迎え

“はっピー”のキーホルダー

“はっピー”のキーホルダー。学校でもらえます!

日出学園中学校
[学校HP]http://www.hinode.ed.jp/high/index.html
〒272-0824 千葉県市川市菅野3-23-1
☎ 047-324-0071
最寄駅/京成本線「菅野駅」徒歩5分。JR総武線(快速)「市川駅」徒歩15分または京成バス5分「日出学園」。JR常磐線「松戸駅」から京成バス20分「菅野六丁目」徒歩2分。