私学探検隊

難関校の合格者数が倍増!徹底した「思考力」の鍛え方で、生徒は伸びる

2014年3月に卒業した中高一貫卒業生141名のうち、約半数の68名が早慶上理へ合格、昨年度の合格者数35名のほぼ2倍と驚異的な結果を残しました。難関校へのこの高い合格実績の要因を副校長の石川一郎先生に伺います。

徹底して「思考力」を鍛える!独自のトレーニング法を実践

「自分は何を学びたいのか、何をしたいのか。つねにその意識をもってもらいたいし、考えつづけてほしい」と副校長の石川一郎先生

「知識を詰め込むだけでは、生徒はやがて息切れします。ある程度までは伸びても、いずれ止まってしまいます」と石川副校長。さらに、「グローバル化の影響によって、難関大学の入試問題にも変化が表れています。論理的に自分の考えを説明するなど、知識だけでは解けない問題が出題されはじめています」。そんな背景もあって、今、最も同校で力を入れているのが「思考力」の強化。「論理的思考」を鍛える授業“サイエンス”を取り入れています。
週に2時間“サイエンス”の授業では、「クリティカル・シンキング(批判的思考)」を徹底してトレーニング。ものごとを考える基礎力を養います。思考が変化すると、行動にも変化が表れます。「生徒会の総選挙できちんと主張ができるようになったり、行事も自分たちで動かせるようになったりと、そういう積み重ねが合格の数字となって表れはじめたのだと思います」(石川副校長)

帰国生にも一般生にも、「海外」がとても近い学校

そんな同校の学習スタイルが「海外の学校に似ている」と帰国生の数が少しずつ増えはじめ、現在は全生徒数の約12%が帰国生。英語の授業以外は一般生と同じクラスで学んでいます。「すでに海外の学校で思考力のトレーニングを積んできている帰国生たちは、考える力や多面的な物の見方ができているので、一般の生徒に良い影響をもたらしています」(石川副校長)。努力を重ねて帰国生対象の英語の授業を受けたり、留学や海外の大学進学にチャレンジするなど、積極的に英語に取り組む一般生もたくさんいます。
もちろん、帰国生にとっても同校で学ぶことには大きな魅力があります。信頼できるネィティブの先生による、質の高い英語の授業が高校卒業時まで継続できるので、生きた英語を学び続けることができます。そして、「思考力」を重視した授業の進め方に「海外の学校と似ている」と溶け込むのも早く、よけいなストレスを感じません。さらに、ご自身が帰国生だった先生方を各学年に配置して、時には英語で悩みを聞くなど、手厚いサポート体制を整えています。
ぜひ、学校説明会に足を運んで、進化し続ける、かえつ有明中学校を体感してください。

教科横断型“サイエンス”の授業では、一人ひとりの生徒が主役

帰国生のクラスも2段階にクラス分け。議論や発表なども多く、充実した授業内容が展開

かえつ有明中学校
[学校HP]http://www.ariake.kaetsu.ac.jp/
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☎ 03-5564-2161
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