私学探検隊

哲学的思考力を育む、注目の「大学附属の進学校」

国公立や難関私大の合格実績「上昇中!!」

第2期生(2019年3月卒業)
181名の主な大学合格実績

国公立大学 4名
早慶上理 9名
GMARCH 23名
東洋大学 77名

ここ数年中学入試における「大学附属校人気」が話題となっていますが、東洋大学京北中学校は大学附属校でありながら進学校的な指導体制をとっている「大学附属の進学校」です。東洋大学への進学を視野に入れながら、他大学への進学にも挑戦できるため、とても幅広い進路の選択が可能なところが大きな魅力となっています。

Let’s Chat in English! 東洋大学に通う留学生との英会話イベント

Let’s Chat in English! 東洋大学に通う留学生との英会話イベント

東洋大学は同校と同じ白山駅にキャンパスがあります。徒歩で移動できるアクセスの良さを活かし、さまざまな連携が行われています。その一つが「学びLIVE」と呼ばれる東洋大学独自のイベントです。年に2回、各キャンパスで体験授業が行われ、各学部学科の研究内容を知ることができます。
東洋大学への進学希望者はもちろん、他大学への進学希望者も新たに興味を持った学問分野の授業を体験することで、学部学科の選択肢を広げるチャンスとなっています。
このほかにも東洋大学に通う留学生との英会話イベントであるLet’s Chat in English! や附属校推薦で大学進学が決定している生徒を対象に行われる高大連携アチーブイングリッシュなど、中高大連携による充実した教育プログラムが整っています。

「問い」により育まれる哲学的思考力

創立者の井上円了先生による「諸学の基礎は哲学にあり」をもとに学校づくりを行ってきた同校の特色といえば、哲学的思考力を育む授業です。この哲学の授業のほか、数学、理科、英語、社会、国語の授業とともに部活動も体験できるオープンスクールを取材しました。
元気のよい笑い声が聞こえてきた数学の授業を見学。指体操で頭と体のウォーミングアップをしたあと、遠山先生が紙でできた2つの輪を取り出し、「ここに一つの輪とメビウスの輪があります。この2つを十字に糊でくっつけます。真ん中にぐるりと切り込みをいれて開くと、どんな図形になるか想像してみよう」と問いかけました。
考え込む子どもたちに「みんながやっているように、課題や仮説を立てて考えることを『研究』というんだよ」と声をかけながら、黒板に8通りの図形を描き、正解だと思うものに挙手をしてもらいました。「一番多かったのが6番目の図形だね(左写真参照)。では、正解は・・・」と言いながら、接着し切り込みを入れた2つの輪を開くと、そこに登場したのは何と四角形です。
子どもたちだけでなく、授業見学をしていた保護者からも「え~っ!」という意外そうな声が聞こえてきました。「『へ~、四角になるんだ』では東洋大京北の授業は終わらないよ。ここから“なんでだろう”を考えよう」と遠山先生。
「ヒントは、どのように2つの輪をくっつけたかです。十字にくっつけたところの角度はいくつかな?」と聞くと、子どもたちから「あ~っ!」という声があがりました。驚きが納得に変わった瞬間です。楽しそうな子どもたちの様子を見ながら、遠山先生も思わずにっこり。
同校の哲学教育とは、まさにこの問いの連作や他者との議論から思考を深めることにあります。世の中がめまぐるしく変化しても、生徒一人ひとりが自分らしい揺るぎない考えや人生観を持ってほしい。それが東洋大学京北中学校の哲学教育であり、生き方教育なのです。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

東洋大学京北中学校
[学校HP]https://www.toyo.ac.jp/toyodaikeihoku/jh/
〒112-8607 東京都文京区白山2-36-5 Tel.03-3816-6211
最寄駅/
都営三田線「白山駅」徒歩6分。メトロ南北線「本駒込駅」徒歩10分。メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」徒歩14分。メトロ千代田線「千駄木駅」徒歩19分。

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