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中学受験ダイアリー Vol.12 母の心が揺れる受験期

2014.12.12

現在、東邦大付属中に通うミナトくんは、小3のとき自分で私学受験を決意しました。両親は見守りながら支えましたが、受験期が近づくにつれお母さんの心は揺れることも多かったと言います。そんなミナトくん連載2回目です。

子どもが選んだ夜型の勉強スタイル

子どものProfile お母さんのProfile

入試が近づくと、勉強を朝型に変えた方がいいとよく言われますが、ミナトは夜に強い子でした。気になる問題があると9時過ぎでも取り組んで熱中してしまうタイプ。こちらが「もうやめて寝た方がいいよ」と止めることもよくありました。それでも毎朝6時には起きて、普通に生活を送れていたので、これはこの子なりのペースなんだと思うことにしました。

一方で、親としてできることをなるべく協力しようと、食事もできるだけ栄養いっぱいのものを作り、インフルエンザに強いという乳製品を多く食べさせるなど、食生活に気を配りました。
小さな頃から風邪を引くことも多く、試験当日も熱を出すんじゃないかと心配でしたが、そうした食生活のおかげか、当日まで問題なく過ごすことができました。

塾の勉強と家でのサポート体制

塾は休むことなく通い続けていましたが、徐々に私が勉強を見るのも難しくなってきました。夫が得意の算数は、夫に質問していましたが、他は基本的に自分で教科書や解説を見て乗り越えていました。ただ、テストや模試の後には、「どうしてここ間違えたんだろうね?」と私も一緒にテーブルに座って間違えたところをその日のうちにチェックしていました。また、普段の塾の後も、遅い時間でもやった内容を軽く復習し、後日具体的に分からなかったところや例題をやるなどの対策には付き合っていました。
その時気をつけたのは、正答率の高いものを確実にとれるようにすること。比較的正答率の低いものは、解説などは確認するものの、無理をしない程度にあきらめて、みんなが取れるところでは確実に点を取っていこうと話し合いました。
塾のお友だちが「よかったよ」という参考書があれば買ってみたり、他の受験生を持つお母さんと情報交換をしたりして、息子にあったものをゆっくり選びながら取り組みました。

受験に向かう家族の気持ちのすれ違い

私と夫は普段は「勉強しろ」と言うことはありませんでしたが、「自分で決めた以上はちゃんとやりなさい。やりたくないんだったら、いつやめてもいいよ」と何度も伝えていました。
普段は一人で黙々と取り組むミナトでも、やはり問題に集中できなくなったときなどもあり、そんなとき夫が「ちゃんとやらないんだったら、やめろ!」と声を荒げることもありました。母として、できるだけ家庭の中を笑顔にしていたかったので、私にとってはたまにあったそんな家族間の言い合いでとても心を痛めたことも。
そんなときは、受験のお母さん仲間とお茶をして相談しながら楽しいおしゃべりをしたり、大好きなグループのDVDを見て気分が良くなってから改めて夫と話したりしました。

第一志望が通らず悩んでしまった親心

いよいよ受験が始まると、息子は相変わらず黙々と最終チェックをこなし、少し緊張しながらも受験に臨んでいましたが、実は泣きたい気分だったのは私の方。「まだ小学生の子どもにこんなに何年も受験勉強させて良かったのか。他のことをやらせた方がよかったんじゃないか」と受験の間待つ部屋で、涙ぐんでしまいました。子どもは3人いますが、ミナトは長男。親にとっても初めての受験で、私も不安で仕方なかったのです。
最終的に、ミナトは第一志望は通らず、ご縁があって現在の学校に通っています。受験後も、「どうして受からせてあげられなかったんだろう。私の協力が足りなかったのでは」とその後数週間ずっと落ち込んだのは私の方。
しかし、ミナトは「次は大学受験頑張る!」と祖父母に宣言するほどさっぱり。そして迎えた入学式当日、新しい制服を着て、満面の笑みで誇らしげに式に臨んだ息子を見たときに、「ああ、ここでよかったんだ」とやっと吹っ切ることができました。
男子校を希望していましたが、実は小学校の頃から女子とも問題なく仲良くできる子だったので、共学でよかったと今では思います。また、学校では素敵な友人や先生に囲まれ、勉強に部活にと毎日楽しそうです。

湯島天神の鉛筆

お守り代わりだった湯島天神の鉛筆。言葉が書いてあるので試験などには使わず、そのまま大事にとっておきました

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