私学探検隊

生徒達がアイデアを出し合って創り上げた 生徒のための憩いの場「リリースペース」が完成!

自分達が過ごす空間は自分達で創りたい

生徒達のアイデアで生まれたファミレス風空間。青い椅子は湘南の海をイメージ。

生徒達のアイデアで生まれたファミレス風空間。青い椅子は湘南の海をイメージ。

湘南白百合学園では昨年12月、生徒達の憩いの場として活用される「リリースペース」が完成しました。ここはもとは「サービスエリア」と呼ばれていた場所で、部室などに使用されていましたが、今回スペースを拡張し、新たな空間としてリノベーションすることに。生徒達が使う空間なのだから、生徒達のアイデアを取り入れたいと募集したところ、中2~高1(当時)までの32名の生徒が手を挙げ、「学校リノベーション委員会」が発足されました。オランダに留学経験があるN・Kさんは、「海外と比べると日本の学校は生徒同士がコミュニケーションを図れる場所が少ない。もっと校舎に余白を作り、創造性を生み出せるようにしたい」、A・Nさんは「お世話になった学校に何か恩返しがしたい。生徒の立場から何かできないか」と思って、このプロジェクトに参加したと言います。

自分達のアイデアが形になったときの喜び
活動は週1回、建築のプロに話を聞いたり、ワークショップをしたりしながら、この場所をどんな空間にしたらよいか話し合いました。メンバーで考えたコンセプトは、「湘南感じる魅せる憩いの場」です。なかでも力を入れたのが家具の選択と配置。「生徒達が楽しくコミュニケーションを図れるように、ファミレス席をイメージした場所を作りました。ソファの色は湘南の海をイメージしてブルーに、照明はクラゲのような形のものを選びました」(N・Kさん)、「壁の青いタイルも海をイメージしています。昨年の夏休みに委員会メンバーで一つひとつ貼っていきました」(A・Nさん)と、随所にこだわりが。完成を見たときは、「それまでPCの画面上でしか見ていなかったパースが実際に形になっていて、すべてが輝いて見えた」(A・Nさん)と、メンバーみんなで喜びを分かち合ったそう。他の生徒達からも「まるでカフェにいるみたい」と好評のようです。
今回の活動を通じて得たものを聞くと、「みんなでいいものを創り上げていくには、学年の壁を取り除くことが大事だと思いました。ワークショップなどは4つのグループに分け、後輩達が意見を言いやすいようチーム作りに気を配りました」(N・Kさん)、「部活や他の活動と両立をしていく中でスケジュール管理が身につきました」(A・Nさん)と、将来的にも生かせる力を身につけることができたようです。約1年半の活動を終えて、「みんなが楽しそうに過ごしているのを見ると頑張った甲斐がある」(A・Nさん)、「自分達が考えた場所が後世に残せるのが嬉しい」(N・Kさん)と笑顔で感想を述べるお二人。リリースペースはこれから湘南白百合生の“憩いの場”になっていくに違いありません。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

湘南白百合学園中学校
[学校HP]https://chukou.shonan-shirayuri.ac.jp/
〒251-0034 神奈川県藤沢市片瀬目白山4-1 Tel.0466-27-6211
最寄駅/
湘南モノレール「片瀬山駅」徒歩7分。江ノ島電鉄線「江ノ島駅」徒歩15分。小田急江ノ島線「片瀬江ノ島駅」徒歩20分。JRなど「藤沢駅」から江ノ電バス13分「片瀬山入口」徒歩3分。

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