私学探検隊

ICTを活用!研究発表会も充実の理科教育

休校中もICTを活用し、授業と課題をフォロー

タブレットを活用した理科の授業

タブレットを活用した理科の授業

日本大学第三中学校では、昨年度よりICT教育を実施。ひとり1台のタブレットを貸与しています。今回はICTの長所を生かした授業や、毎年行われる研究発表会などの理科教育について、中1担任で理科担当の新垣愛先生にお話を伺いました。また、今年入学した中1の三増優那さん、岩本萌果さん、吉野天啓くんにも理科の授業についてコメントをいただきました。
今年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響で4月、5月は学校に通えず、オンライン授業となりました。中1の生徒にとっては学校から届いたばかりのタブレットを自宅で使用しての新生活のスタートとなりましたが、生徒たちはタブレットに慣れるのも早く、前向きに取り組んでいたようです。「オンラインで講義を行い、問題を解いてタブレットで解答の写真を撮って提出してもらいました。また、例年は学校の周辺を散策し、植物の観察を行いますが、今年度は自宅の周りで見つけた草花の写真を撮って提出する課題を設けました。その際、大きさがわかるようにペンを近くに置いて撮影するように指導しました」(新垣先生)
ようやく学校に通えるようになりましたが、普段はマスクを着用し、手洗いや消毒を徹底するなど細心の注意を払っています。3人の生徒たちに今後の理科の授業でやってみたいこと、目標などを尋ねました。吉野くんは「テストで赤点をとらないように頑張りたい」、岩本さんは「まだ実験ができていないのでやってみたい。顕微鏡で見る観察などに興味があります」、三増さんは「理科は得意ではないけれど、しっかり復習をして、テストで高い点をとりたい」と話してくれました。
その後、理科の授業を見学。教室でも調べ学習や周りの生徒との連携を行うなど、タブレットが効果的に活用されていました。「聞き逃しなどがあってもタブレットがあれば、家庭でも繰り返し説明を読んだり聞いたりして、定着させることができるのがICT授業のいいところですね」と新垣先生。中1の生徒の今後の成長が楽しみです。

理科のテーマを深く掘り下げ、プレゼン能力も養う研究発表会

同校では5年ほど前から中学の全学年を対象に理科の研究発表会を行っています。自分で決めたテーマを研究してまとめ、クラスの全員が発表を行い、各クラスから3名ずつ選ばれた優秀な生徒は年度末に講堂でスライドを用いて発表を行います。研究テーマはさまざまで、関心を持った動植物について調べたり、校外学習で見学した博物館の展示内容について掘り下げるなど、生徒たちの個性が光ります。表現方法もイラストや写真などを使って工夫を凝らしています。「理科だけでなくプレゼン能力を伸ばせるほか、発表会の運営も生徒に任せているので、運営する力を伸ばした生徒もいます」と新垣先生。同校では「自求自探」という学習テーマを掲げ、この理科研究のように主体的に物事に取り組む人を育んでいます。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

日本大学第三中学校
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