私学探検隊

多彩な校外学習に満ちた学校生活を通して高みに上っていく体験を積む6年間を!

「男子は、たくさんの人と色々な体験をしながら多くのことを学びます。中学は徐々に思春期を迎え、自分と向き合い悩みを抱える時期ですが、その自覚が周囲の人との個性を認め、他者を理解することにつながります。高校では、社会や世界に向けて視野が広がり、その中での自分の存在に意識が向いていきます。芝は、そんな大事な6年間を様々な体験とともに生徒が成長していく学校です。授業や行事を通して、達成感、人間関係の構築、互いを認め合うこと、協力して困難を超えていくことなどを、日々の学校生活の中で体得していく機会を大事にしています」
長年、生徒たちを見守ってきた佐藤元紀教頭先生は芝での学校生活をそう語ります。
校訓は、「遵法自治(じゅんぽうじち)」。「遵法」とは法に従うこと、つまり全世界や宇宙の法、永遠の真理などに逆らわずに生きること。「自治」とは、自主・自立の態度で自分を治めることです。自分たちで歩んでいける力をつける機会が存分にある芝の学校生活を見てみましょう。

◆ユニークな校外学習

沖縄での自然体験。初めての感動と予想外の発見に満ちあふれた5泊6日です。

沖縄での自然体験。初めての感動と予想外の発見に満ちあふれた5泊6日です。

芝は、知的好奇心を広げる体験を中心とした学びを大事にしており、生徒たちは多様な場所に出かけ、ユニークな体験をしてきます。中1では真鶴半島で磯の生物観察、動物園で脊椎動物の観察などから、夏休みの臨海学校や荒川30キロウオークなどを行います。中2、高1は夏期校外学習がありますが、学年ごとにテーマや行き先も異なり、群馬でラフテイング、富士山登山、農家への民泊、湖で船造り、などなど、先生と生徒で企画を膨らませて実施します。中3では京都、奈良への修学旅行、高2では沖縄への平和学習と自然体験など、校内ではできない体験が目白押し。仲間との絆を深めるだけでなく、好奇心と人間性、社会性を高める独自の取り組みです。

◆仲間と極める部活動

芝には36の部活動があり、8割以上の生徒が部活動や生徒会活動に参加して勉強と両立しながら仲間と切磋琢磨しています。中高一緒に活動する部活や大会などで成果を残す部活も多くあります。例えば、鉄道模型やエコランと呼ばれる低燃費車、実際に人の乗れる船などを製作する技術工作部は全国大会優勝経験あり。高校のバレー部は関東大会進出、中学のバレー部やサッカー部は都大会進出、少林寺拳法部はインターハイ出場とその活躍は枚挙に暇がありません。一人ひとりの興味に合ったクラブや生徒会活動が見つかり、それぞれが熱中できる場所がつくられていきます。

◆現地に飛び込む海外研修

語学を学ぶだけでなく、世界の様々な暮らしやあり方を実体験で学べる機会も多くあります。希望者を対象に、ニュージーランド(中3、高1)やカナダ(高1、高2)での語学研修。そしてベトナムでの農村ホームステイを含む9日間の研修旅行などがあります。農村の民家に泊まり、魚をとったり、雨水を溜めたシャワーを浴びるなど現地の人と一緒に生活をともにします。現地の中高生とも交流します。日本との違いに戸惑いつつも、帰りには「本物の幸せとは何か」と熱く議論する生徒たちの姿があるそうです。

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「今の時代、ネットで調べれば何でも分かってしまうかもしれません。ただそれはあくまで頭の中の情報です。だからこそ実際に足を運び、体験することを重視しています」と佐藤教頭先生。
「効率の良さや速さが重視される社会になっていますが、成長を焦り過ぎない目も持っていただきたいと保護者の方にもいつもお伝えしています。10代の多感な6年間という時間を意識し、様々な体験を積み重ね、自分がさらに高みに上っていく経験を積み重ねれば、いずれ社会に自分で歩んでいく脚力が培われるのです」

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

芝中学校
[学校HP]https://www.shiba.ac.jp/
〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-37 Tel.03-3431-2629(代表)
最寄駅/
メトロ日比谷線「神谷町駅」徒歩5分。都営三田線「御成門駅」徒歩7分。都営大江戸線「赤羽橋駅」徒歩10分。都営浅草線大江戸線「大門駅」徒歩15分。JRなど「浜松町駅」徒歩18分。

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