私学探検隊

偏差値では測れない実社会で必要な力を身に付ける

新大学入試に必要な思考力・判断力・表現力

2020年度に変わる大学入試に向けて、すでに桜丘ではさまざまな取り組みがスタートしています。「2020年度から大学入試が変わります。これまでのセンター試験にはなかった記述式問題の導入と、英語の四技能(読む、聞く、話す、書く)の評価が加わります。つまり、これまでの勉強で覚えた知識・技能の試験だけでなく、思考力・判断力・表現力や、主体的に協働しながら学ぶ姿勢も重視するようになります」と話すのは、進学指導部長の樋山陽亮先生。論理的思考力や、人前で話す力、伝える力など、実社会に出てから必要とされる能力が、大学入試でも必要になるのです。そのために、中学・高校でどんな学びをすべきなのでしょうか。
桜丘では、中学校から学習の課題をきちんと実行する習慣を身に付けるための『SSノート』や、毎日の学習を教員がサポートし、保護者も確認できる『家庭学習帳』という2つの取り組みがあります。「実は、これらが新しい大学入試で必要とされる力の基礎を築いています。さらにお題を決めて日記をつけることも習慣づけています。書くことを毎日積み重ねていくことで、表現する力や伝える力が自然と養われます」と入試対策室の藤岡和宏先生は話します。

生徒一人ひとりに合わせた細やかなサポート

日直の仕事にクラスリーダーの役目も加えたものがMC制度。伝える力、まとめる力、話す力など実践を通して養う

日直の仕事にクラスリーダーの役目も加えたものがMC制度。伝える力、まとめる力、話す力など実践を通して養う

高校になると、学校の行事や活動を『e - Portfolio』として記録や振り返りを記入する機会を設けるほか、『MC制度』では日直としての役割に加え、1日クラスリーダーも務めることで、自分の意見を整理して話し、理解してもらえるように伝える訓練を日ごろからしています。さらに、思考力を測定する模擬テストの『GPS - Academic』も導入し、新しい大学入試に備えます。「高校で急に取り組むのではなく、先に述べた2つの柱で中学生から基礎を作っているので、すぐに対応できるようになります」と樋山先生。
また、タブレットを導入した学習の中で、生徒一人ひとりの得意や苦手、理解度、学習進度を教員が把握しているため、授業以外の部分でそれぞれに合わせたサポートを行っています。ゲーム感覚で学ぶことができるデジタル教材『すらら』を使用し、それぞれに合わせて学習を進めているのもその一つ。「タブレットを使うことで担任以外の教員も、生徒の学習面だけでなく個性を理解し、各自に合ったサポートをしています。教員が生徒をちゃんと見ていると伝わることで、生徒たちとの信頼関係も築け、自分に自信を持てるようになります。そして、さらなる力を発揮し、目標に向かって自ら動けるようになるのです」。
桜丘ならではの細やかなサポートが大学入試に必要な力を養い、社会に向けた基盤を作っているのです。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

桜丘中学校
[学校HP]https://www.sakuragaoka.ac.jp/
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