私学探検隊

今年もやります!思考力、表現力を見抜く未来型「総合学力評価テスト」

桜美林に興味をもって受けてくれたそれが新入試導入の一番の収穫

授業に向かう姿勢を大切にしています。

授業に向かう姿勢を大切にしています。

中学生から大学院生までがワンキャンパスで学ぶ桜美林。横浜線「淵野辺駅」、京王線「多摩センター駅」からキャンパスまで無料バスで通学できる至便さと、個性をのばす教育により、「安心して通わせることができる私立の中高一貫校」として定評があります。
そんな桜美林が、2017年中学校入試より従来の2科・4科入試にくわえて、総合学力評価テスト(適正検査型入試/2月1日午前)を始めています。その目的を、この入試の責任者である首藤元彰先生(高等学校教頭)はこう話します。
「なにか問題に直面したときに自分で解決の糸口をつかむ、あるいは解決方法を提示されたときに知らないことでもその場で応用を利かせることができる力をもっている子に入ってきてほしい。もちろん2科・4科入試で入学する生徒のなかにもそういう力をもっている子はいるのですが、より鮮明に、入試の段階で問うてみたいと考えたのです」
第1回目となった今春は近隣の公立中高一貫校をめざす受験生や、桜美林で複数回の受験をする受験生99名が受験し、9名が入学しました。中学校教頭の若井一朗先生は「入試の目的や、学校のよさを伝えられた結果」と分析します。
首藤先生も「12月の総合学力評価プレテスト・解説会に参加した受験生が、皆、本番も受けてくれた」と手応えを感じた様子。「本番さながらの問題を解いた後、保護者と受験生に向けて問題づくりにかかわった国算理社の先生が解説を行ったのですが、それを聞いて、この先生たちなら大丈夫。授業を受けてみたいなど、いい印象をもってくれたのではないかと思います。2回目となる今年も同様のプレテストを行い、学校や先生にふれていただき、合格したらぜひ通いたい学校のひとつとして受験してもらえるよう準備しています」

総合学力評価テストで入学した生徒全員が定期考査で学年上位に

特筆すべきは、総合学力評価テストで入学した生徒全員が定期考査で学年の上位に入っているということです。
「採点のときから感じていましたが、総合学力評価テストを受けた受験生の取り組みは意欲的で、かぎられた時間の中で一生懸命考えて解答してくれている様子が解答用紙から伝わってきました」(首藤先生)
「合格者は文章を読んで出題の意図を読み取り、自分なりに考えたことを表現する(伝える)力をもっているため、授業にも前向きに取り組み、理解を深めているのだと思います」(若井先生)。
「まだ中1ですが、早くもリーダーシップを発揮する子がいます」(首藤先生)
2科・4科型と総合学力評価テスト、「両方受けた受験生もいる」と言います。従来型の入試に向けて準備してきたご家庭も12月17日(日)に行われるプレテスト・解説会に参加して、文系総合問題・理系総合問題を体験してみてはいかがでしょうか。お子さんが秘めている力に気づくことができると思います。

桜美林の総合学力評価テストとは
文系では国語・社会、理系では数学・理科に関連する、教科の枠組みを超えた問題を通して総合的に学力をはかる入試です。文系総合問題(50分/100点)、理系総合問題(50分/100点)の合計点で合否を判定します。
ワンポイントアドバイス
今、社会で起きていること、話題になっていることに少し興味をもって見たり、聞いたりしてみましょう。そして、それを話題にお父さん、お母さんと話してみましょう。意見が食い違ってもかまいません。自分なりの意見をもつことが大切です。思ったこと、考えたことを言葉にすることで表現する力がつくと思います。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

桜美林中学校
[学校HP]http://www.obirin.ed.jp/
〒194-0294 東京都町田市常盤町3758
Tel.042-797-2668

最寄駅/
JR横浜線「淵野辺駅」からスクールバス8分。徒歩20分。スクールバス総台数15台(5~10分間隔で随時運行)。「多摩センター駅」からもスクールバス有。入学後6年間スクールバス無料。

この学校の詳細情報を見る