私学探検隊

中学3年間の第2外国語授業で身につく真の“使える"フランス語力

“話す”“聞く”力が身につく中1~中3必修のフランス語

フランス語教育

中1~中3はネイティブの先生が3週に1回直接教えてくれる。学んだフランス語を使う絶好の機会だ。

フランス発祥の修道会に起源を持つ白百合学園。明治時代からの伝統ある教育は定評があり、フランス語教育も創立以来続けられています。
4年前からは、中1から中3まで週1時間全員が必修として学べるようになりました。2つの外国語を同時に学ぶことに、不安を覚える人もいるかもしれませんが、大丈夫!
「中1から英語と同時にスタートすることで、生徒たちは外国語イコール英語という固定観念でとらえることがなくなり、とても自然に2つの言語を受け入れるようになりました。また、生徒たちは『2カ国語が学べるのは特別なこと』と前向きに取り組んでいるようで、フランス語で書かれたテキストをうれしそうにうっとりと眺めている様子も見られます」
と、現在中1にフランス語を教えている小林眞理先生。
週5時間ある英語とは異なり、フランス語は週1時間しかない分、中学では“話す”“聞く”という実用的な技能に力を入れたアクティブラーニングを行っています。1クラスを3つに分けるので、クラスは15人程度。文法などを覚えるよりは、2人組になってスキットを練習したり、ネイティブの先生と会話したり。
「授業中、全員が何度も声を出してフランス語を使う機会があるので、徐々にみんなためらいもなくなり、発言できるようになってきます。言えるようになると、書くことは後でも習得できるんです。『自分のことが表現できる』『相手のことを質問できる』会話力を目指して、中学では勉強しています」(小林先生)。

2カ国語を学び世界への視野が広がる

「言語を学ぶことは、その背景や文化を知ることでもあります。フランス語は、国際機関などでも使用されている国際語。英語だけではない、世界の他の地域に目を向けたり、国際的な視野が広がる機会になると考えています」
と話すのは、入試広報部長の田畑文明先生です。卒業生の中にも外務省でフランス関連のエキスパートとして活躍する生徒もいるそうです。また、理系に進んでもフランス語の文献を読めたり、音楽系に進んでフランス人の先生から直接指導を受ける機会に恵まれたりと、様々な方面で活かされています。
授業以外でも、フランス語の検定受験のための補講や、単語コンクールなどを行い、生徒のモチベーションアップを図っています。また、学園祭では、フランス語のオリジナル劇をビデオ発表したり、シャンソンを歌ったりと発表の機会も設けています。それを見た小学生が、入学後の夢を膨らませることも多いそう。
高校からは第1外国語または第2外国語としてフランス語を学習することができます。短期交換留学の機会などもあり、フランス語はますます、白百合生の大きな楽しみであり、強みになっています。

フランス語履修生徒の声
英語とフランス語の共通点と相違点が面白かった
2カ国語学んだからこそ発見できたことがある
たくさん口を動かし、手を動かすことで、授業中に覚えてしまうことが多かった

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

白百合学園中学校
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